
ハーモニー新版
ハヤカワ文庫
伊藤計劃
2014年8月31日
早川書房
946円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
21世紀後半、“大災禍”と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア”。そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択したーそれから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはずの少女の影を見るー『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。
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優しい世界とは
starstar 2.8 2020年11月09日
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『虐殺器官』を読んでからがおすすめで、『虐殺器官』よりは楽しめた。『虐殺器官』の時代の大災禍を経てこの生命至上主義の『ハーモニー』になる。病気や怪我のない世界。でも若者の自殺は最初から多かったんだ…。私はお酒も煙草もしないから、適応出来ればこんなに暮らしやすい生活はないのかもしれないけど、個性が消えていくのは、何だか楽しみも奪われていくよう。犯罪がないのは皆で監視し合っているから。それもなんか嫌。深く考えると粗が目立つけど、斬新な設定でSFならではの不思議な物語が楽しめた。
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(無題)
いわゆる個人情報や健康状態が管理公開されてる世界 期待しすぎた感ある これも映像向きかもね
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