暗殺者の飛躍 上
ハヤカワ文庫NV
マーク・グリーニー / 伏見 威蕃
2017年8月24日
早川書房
946円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、黒幕を倒し、CIAのグレイマン抹殺指令は解除された。彼はフリーランスとしてCIAの仕事を請け負うことになり、逃亡した中国サイバー戦部隊の天才的ハッカー、茫の行方を突き止める任務を帯びて香港に赴く。囚われの身となっていた元雇い主に再会したグレイマンは、中国の目を欺くため、元雇い主を通じて中国総参謀部の戴から茫を暗殺する仕事を引き受ける。
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toruo
(無題)
前作で古巣CIAからの「目撃次第射殺」指令が解けてフリーの工作員となった主人公。CIAからの初仕事の舞台は香港。逃亡した人民解放軍の天才ハッカーを確保する、という任務だがそこはこのシリーズだけにちょっと複雑な設定にしてある。中国のITネットワークを熟知するハッカーは逃亡の援助を犯罪組織に頼り、彼を狙っては他にロシアのSVRも乗り出してくる、ということで敵味方入り乱れての大乱闘が香港〜ベトナム〜カンボジア〜タイで繰り広げられる。今まで血なまぐさいアクションばっかりのこのシリーズだけど本作では心を通わせる女性〜主人公と同じぐらいの能力を持っている!〜が登場したりと新たな展開に。孤立無援のシリーズから組織をバックに暴れまわる展開になったが質は落ちていない。一昔前のアメリカの国際謀略ものはほとんどソビエトが悪役だったのだけど本作の悪役は中国とこれも時代を感じさせる。個人的には現代最高のアクションシリーズ、次作が早くも楽しみ。
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