異端の数ゼロ

数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念

ハヤカワ文庫

チャールズ・サイフェ / 林大

2009年5月15日

早川書房

946円(税込)

科学・技術 / 文庫

この数字がすべてを狂わせるー。バビロニアに生まれ、以来、無を拒絶するアリストテレス哲学を転覆させ、神の存在を脅かすが故にキリスト教会を震撼させ、今日なおコンピュータ・システムに潜む時限爆弾として技術者を戦慄させるゼロ。この数字がもたらす無と無限は、いかに人類の営みを揺さぶり続け、文明を琢磨したのか?数学・物理学・天文学から宗教・哲学までを駆け巡る、一気読み必至の極上ポピュラー・サイエンス。

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長江貴士

書店員

チャールズ・サイフェ「異端の数ゼロ 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念」

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2019年12月15日

みんなのレビュー (1)

古今東西の本棚

(無題)

starstar 2.0 2022年05月15日

本書はゼロについて、歴史から量子力学まで絡めて書いてある本ですが...いくつか気になる点がありました。本書において、数学の知識が古代ギリシャに伝わったと書いてありますが、インドではなかったかな?私の記憶と違う気がします。それと、数学の知識が乏しいからでしょうか?ゼロと関係ない話題が散見されたような気がするのですが...。その点を除けば、ゼロという概念の歴史を紐解く良書と思います。微分積分が高校卒業から苦手で、読んで眠くなったのが情けないところです。機会があれば高校数学を復習したいものです。

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