
兄弟の血ー熊と踊れ2 上
ハヤカワ・ミステリ文庫
アンデシュ・ルースルンド / ステファン・トゥンベリ / ヘレンハルメ 美穂 / 鵜田 良江
2018年9月19日
早川書房
946円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
目的は警察への復讐──暴力で繋がれた"家族"の結末とは。ミステリ・ランキング第1位の北欧犯罪小説『熊と踊れ』、待望の続篇
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toruo
(無題)
実話を元にしたものと知って凄くびっくりした作品の続編。こちらは完全なフィクションとのこと。軍の武器庫から盗んだ強力な武器で銀行強盗を何件もやらかした三兄弟。本作品では出所した彼らのその後、が中心に描かれている。主犯で一番刑期が長かった長兄が出所。更生しようとしている弟達と違って自分を捕まえた刑事に対する復讐のため出所早々犯罪計画を練って再度弟達を引き込もうとするのだが、という話。暴力的でゆがんだ思想で家族を支配してきた父親に反発しつつも自分も同じようになっていく長兄。父親とのこじれた関係の回想シーンと現代の犯罪計画が交互に描かれる形。復讐される側の刑事も似たような親子のトラウマを抱えており複雑な関係の兄がいて長兄の犯罪計画に巻き込まれていき、という形で刑事側の描写がさらにそこに加わって重厚なミステリになっているのだが…確かにミステリとしては上出来だけど読後感は最悪。こういう風にだけはなって欲しくなかった、という展開でちょっと人には勧め難い印象。
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