スティ-ヴン・ホ-キング
天才科学者の光と影
マイケル・ホワイト / ジョン・グリビン
1992年10月1日
早川書房
1,922円(税込)
人文・思想・社会
全身の神経を侵す難病と闘いながら、「ブラックホールの蒸発」「時空の無境界仮説」などの革命的な理論を次々に生み出し、「アインシュタインの再来」と呼ばれる天才物理学者スティーヴン・ホーキング。本書は、そのホーキングの半生と研究を描いた、初の本格的な伝記である。ごく普通の子供だった少年時代、ろくに勉強もせずボートに打ちこんだオックスフォード大学時代を経て、筋萎縮性側索硬化症の発症、未来の妻ジェーンと結婚、そして病魔と闘いながら多くの画期的な発見をなしとげ、やがて著書『ホーキング、宇宙を語る』の驚異的な成功で世界的名声を得るまでを、家族や友人、同僚たちの証言をもとに描く。また、成功の陰で起きたジェーンとの別離、他の科学者たちとの軋轢など、私生活の裏側にもメスを入れ、「車椅子の天才」の知られざる素顔に迫る。
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