マークスの山
ハヤカワ・ミステリワールド
高村薫
1993年3月31日
早川書房
1,980円(税込)
小説・エッセイ
昭和51年南アルプスで播かれた犯罪の種は16年後、東京で連続殺人として開花したー精神に〈暗い山〉を抱える殺人者マークスが跳ぶ。元組員、高級官僚、そしてまた…。謎の凶器で惨殺される被害者。バラバラの被害者を結ぶ糸は?マークスが握る秘密とは?捜査妨害の圧力に抗しながら、冷血の殺人者を追いつめる警視庁捜査第一課七係合田刑事らの活躍を圧倒的にリアルに描き切る本格的警察小説の誕生。
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もこりゅう
どの登場人物にも感情移入できちゃいます
高村薫はレディ・ジョーカー以来でした。レディ・ジョーカーは面白かったんですが読みづらかった記憶がありました。マークスの山はそれに比べかなり読みやすいと思いました。人間って、こんなにいろいろ考えてるっけな・・・?と思うほどの心理描写。どの登場人物にも感情移入できちゃいます。刑事物好きだし。
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