
庖丁人轟桃次郎
ハヤカワ・ミステリワールド
鯨統一郎
2005年10月31日
早川書房
1,870円(税込)
小説・エッセイ
小料理屋「ふく嶋」の板前、桃次郎は店舗の買収を目論む「加賀屋」と、店を賭けた料理対決に鎬を削っていた。一方、その「ふく嶋」の近辺では、罪のない善良な人々を殺害しておきながら、ぬくぬくと生き延びている殺人犯たちが、何者かに包丁で惨殺されるという奇怪な事件が続発していた…。腕の立つ実直な料理人が殺人鬼として極悪非道の犯罪者たちを“料理”していくブラックな味わいの連作短篇集。
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