トッカンvs勤労商工会

高殿円

2011年5月31日

早川書房

1,760円(税込)

小説・エッセイ

7月の人事異動を経て、新メンバーも加わった京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。あの、悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり、顔がハスキー犬のように怖くて、“京橋中央署の死に神”と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)-鏡が、担当の滞納者を恫喝して自殺に追い込んだとして、遺族に訴えられるかもしれないのだ。しかも原告の背後には、税務署の天敵・勤労商工会がついているという。勤商の弁護士・吹雪敦は、正義の名のもと、ぐー子たちをあからさまに挑発。鬼上司のピンチにぐー子(トッカン付き徴収官)は真相究明に立ち上がる。しかし当の鏡は何もするなといつになく消極的。ぐー子自身も計画倒産に関する別の案件でにわかに忙しくなり、八方ふさがりのところへ、思わぬ助っ人ー鏡の過去を知る人物が現われた…。面白くって、ためになって(ぐー子の活躍と税金情報当社比1.5倍盛り)、明日への希望と感動が熱く胸に広がる、大好評の職業エンターテインメント『トッカンー特別国税徴収官』続篇。

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ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

(無題)

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2020年01月16日

みんなのレビュー (1)

Readeeユーザー

(無題)

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3.5 2018年01月28日

悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり、顔がハスキー犬のように怖くて、“京橋中央署の死に神”と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)鏡が主人公の『トッカン―特別国税徴収官―』の続篇ですね。前作が面白かったので引き続き読んでしまいました。 京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生しました。鏡が担当の滞納者を恫喝して自殺に追い込んだとして、遺族に訴えられるかもしれないのです。しかも原告の背後には、税務署の天敵・勤労商工会がついているのです。勤商の弁護士・吹雪敦(チワワ)は、正義の名のもと、ぐー子たちをあからさまに挑発します。 吹雪敦は、彼女の心の隙間に上手く言葉を投げつけます。それは投げつける泥ダンゴの中に金も混じっているような言葉でした。鏡が身を隠した今、独り立ちを強制され、目の前の雑事に奔走するしかなくなるぐー子。錨に丸投げされた件を署長清里(ドラえもん)も動員してSに乗り出すが、先手をうたれ破産宣告を裁判所に出されてしまいました。しかし、彼女は諦めませんでした。なりふりかまわず奔走するしかないぐー子でした。 今回はどう言うわけか鏡トッカンが控えめで、ぐー子がなんとか一人で頑張って成長している話でした。じたばたもがいて少々みっともなくても突き進んでいくんです。頼まれたら助ける、それも一回だけと公言する署長に「助けてドラえもん!」。あのシーンはとても印象的的でした。 かくして計画倒産で税金逃れを画策した悪徳業者の隠し財産を差し押さえると共に、破産にストップをかけることに成功した大金星のぐー子でしたが、その行く手にチワワが立ちはだかります。 ところで、本題の鏡が自殺に追い込んだとされる唐川にからんでさらなる進展がありますが、鏡は「お前は死体が出てビビってるのかもしれないが、こんなことはいつだってある。お前が今まで運良く当たってなかっただけだ。いいかぐー子、俺たちの仕事はな、死んだって国に対する借金はなくならないってことを、死ぬことを考える前にやつらにわからせることだ。お前もそのつもりで指導しろ」だって。

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