エレベーター
ジェイソン・レナルズ / 青木 千鶴
2019年8月20日
早川書房
1,980円(税込)
小説・エッセイ
#掟:愛する誰かが殺されたなら、殺したやつを見つけだし、かならずそいつを殺さなければならない。-ウィルの兄が射殺された。悲しみに暮れるウィルが兄の洋服箪笥から見つけたのは、1挺の拳銃。仲間内に伝わる「掟」に従って犯人を殺すため、彼は部屋を抜け出し、エレベーターに乗り込む。自宅のある8階から地上に降りるまでの短い時間に出会ったのは、もう会えるはずのない、「やつら」だった…少年の復讐のゆくえを斬新な手法で描く衝撃作。アメリカ探偵作家クラブ賞、ニューベリー賞銀賞など全10賞受賞。
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toruo
(無題)
アメリカ探偵作家クラブ賞の他いろんな文学賞を受賞した作品ということで手にとってみた。これはなんだろうな…散文詩とでも言おうか全部で320ページあるのだけど一ページに多くても14、5行で延々と短い文が続いていって一つのストーリーになっている。詩というものは本来リズムにのせて読まれることでその力を発揮するもの…翻って言うと黙読してもあまりその魅力は味わえないのではないか、と個人的には考えており、その意味ではこの作品も原文でリズムにのせて読んでみればまた違った魅力が味わえるのではないか、と思った。物語は極めてシンプルでスラムの団地に住む少年が兄を殺されその復讐をすべくエレベーターで下まで降りる間に起こったできごと、で全て。あらすじを見て、だいたいこんなことではないか、と思っていたら予想通りでちょっと拍子抜け。ジャンル的にはミステリというよりファンタジーかな、というとかなりネタバレしてしまうか...悪くはなかったもののもう少しひねりがあっても良かったのでは、とも思った。
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