
そして、世界が震えた。
ラグビーワールドカップ2015「Number」傑作
Sports graphic Number plus
2016年1月31日
文藝春秋
1,222円(税込)
ホビー・スポーツ・美術
キャプテンのリーチマイケルがゆったりした足取りで 主審のガルセスに歩み寄り、短く決断を告げた。 「スクラム」 そして、こう付け加えた。 「Going for scrum try」 狙うのはスクラムトライだ。 ペナルティゴールを狙えば、同点で試合が終了するこ とはほぼ確実だった。 だが、12年にエディー・ジョーンズがヘッドコーチに 就任し、W杯の組み合わせが決まってから、チームは「打 倒スプリングボクス」を掲げてきた。 いま、その目標を達成できる千載一遇のチャンスが巡 ってきた。このチャンスにすべてをかけたチャレンジを しないくらいなら、4年近く続いたあの猛練習は何だっ たのか。日本でこの試合を観ているファンだって、力の 限り挑戦して敗れるならば、中途半端な引き分けという 結末よりも喜んでくれるのではないか。 (--永田洋光「南ア戦、ジャパン最後の総攻撃」より) 【編集者から】エディー・ジャパンのW杯での躍進は、ラグビーをとりまく日本国内の状況を一変させました。その全ての震源は 2015年9月19日、イングランド南端の海沿いの街ブライトンで行なわれた南アフリカ戦です。「衝撃」のラストトライを生んだ日本代表 最後の猛攻を、両軍の選手、レフェリー、関係者らの視点と証言でふりかえるノンフィクション「南ア戦、ジャパン最後の総攻撃」。 W杯の決闘に挑む前、覚悟を語っていたリーチマイケル、五郎丸歩、堀江翔太ら主力選手たちのインタビュー。また、激闘を鮮やか に伝えるマッチレポート……。「エディー・ジャパンのすべて」に迫ったNumberの全21篇の力作記事が、一冊の本になりました。
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