まほろ駅前多田便利軒

三浦 しをん

2006年3月31日

文藝春秋

1,760円(税込)

小説・エッセイ

東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか。痛快無比。開巷有益。やがて切ない便利屋物語。

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書店員レビュー(2)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

(無題)

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3.0
0
2020年01月16日

長江貴士

書店員

三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」

--
0
2019年12月25日

みんなのレビュー (2)

tani

2人の掛け合いが面白い

starstarstarstar 4.0 2023年11月27日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Readeeユーザー

(無題)

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3.8 2018年03月05日

まほろ市の駅前に位置する便利屋「多田便利軒」。その経営者である多田啓介、そして彼の元へ転がり込んできた行天春彦。二人の下へ舞い込んでくる、どこか奇妙で、きな臭い依頼に係わっていくうちに、さまざまな人間模様が見えていく。この小説の面白さはまず第一に行天のキャラクター、そして多田と行天との掛け合いにあるのだろう。そこにはトボけたユーモアと独特の哀愁、それが何とも言えない味わい深さとなってあらわれている。二人とも自分の個性のままに生きている。しかし、生きづらさを感じている。便利屋稼業で、借金はないが豊かではない生活、そこに肩肘をはらず、しかも卑屈にもならずギリギリの安定を見出している。だから仕事柄他人の人生と関わると、相手の人生が見えてしまう。マアこんなところに小説を面白くしようとする作者の意図があるという事はわかるのだが、読んでいて同感できない、読み込まれないのである。これは作者が悪いのではなく、感性の違い、あるいは世代の違いからくるものなのだろうと思う。

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