
光線
村田 喜代子
2012年7月12日
文藝春秋
1,650円(税込)
小説・エッセイ
東日本の大地が鳴動した数日後、ガンの疑いが現われる。日本列島の南端の町で、放射線治療を受ける一ヶ月余のあいだ、震災と原発をめぐる騒動をテレビで繰り返し見つめつづけた。治療を終え、ガンが消えた身体になった著者は、「自分も今一度生きよう」と心に決めるー。一国の災厄と自らの身に起きた変動を、見事に文学へと昇華した稀有の連作小説。
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