いまを生かされて

大谷 光真

2014年3月31日

文藝春秋

1,320円(税込)

人文・思想・社会

親鸞の教えが、和讃にはこめられています。 浄土真宗本願寺派(西本願寺)の第24代門主である大谷光真門主は、2014年6月の法統継承をもって、37年務めた門主の座から退任します。 本書は、大谷光真門主の最後のメッセージを巻頭に掲載し、それとともに、親鸞聖人が最晩年に残した和讃を手がかりに、この息苦しい時代にいかに生きるべきかを説いていきます。 和讃とは? 親鸞聖人は、生涯に五〇〇余りの和讃を残しました。なかでも『浄土和讃』と『高僧和讃』は七十六歳、『正像末和讃』は八十五歳のときの成立で、八十八歳まで加筆・補正を続けました。 晩年を迎えた親鸞は、和讃を通して、共に生き、悩み、苦しみ、立ち尽くす人々に向かって、 「私も同じ苦悩するものだ。しかし嘆くことはない。仏の温かなまなざしに気づいたなら、必ず人生は転換される」 そう語りかけています。 和讃とは苦悩する人々への、励ましのうたなのです。 目次より はじめにーー退任のあいさつに代えて 第一章 阿弥陀如来の願いに出遇う 第二章 生死(しょうじ)を超える道 第三章 阿弥陀如来と浄土 第四章 末法の世を生きる 第五章 本当の救いをもとめて 第六章 お念仏のある生活 あとがき 浄土真宗の教章(私の歩む道)

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