帳簿の世界史
ジェイコブ・ソール / 村井 章子
2015年4月8日
文藝春秋
2,145円(税込)
ビジネス・経済・就職
未来の資産価値を現在に置きかえる帳簿が生まれたとき、世界が変わった。アダム・スミス、カール・マルクス、マックス・ウェーバー…。彼らが口を揃えて主張していた「彫簿」の力とは、一体何なのか。これまでの歴史家たちが見逃してきた「帳簿の世界史」を、会計と歴史のプロフェッショナルが、初めて紐解く。
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(無題)
-- 2022年05月12日
タイトルは堅そうだけど実に読みやすい本。 北イタリアで生まれた複式簿記の重要性についてメディチやスペイン、フランス革命時などなどを例に分かりやすく解説している。 スペインは無敵艦隊がやられちゃう前に既に財政破綻していたのだが植民地から日々金が入るので気がつかなかっただけ、などなど会計技術が無いために国が滅んだ例などを挙げてあり興味深い。 キリスト教、ユダヤ教において罪とされる金儲けをなんとか正当化しようとした意識が会計技術を発展させたという指摘は、アラビア数字を持ち商人が作ったイスラム教がある社会で経済発展が停滞した事実と重ねると興味深いな、とか思いました。 大変おすすめです。面白かった。
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(無題)
本書は、15世紀イタリアから現代のサブプライム問題 までの、帳簿の歴史を紐解いています。帳簿にとどまらず、会計に関する絵画や歴史的エピソードを交えて書いているので面白く読めました。ただ、簿記の知識が多少無いと読むのが厳しいかもしれません。
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