変わらないために変わり続ける マンハッタンで見つけた科学と芸術

福岡 伸一

2015年4月22日

文藝春秋

1,430円(税込)

科学・技術

かつてこの街で科学を学んだ 今、この街で芸術にふるえる ●かつて研究修業時代に勤務したニューヨーク・ロックフェラー大学。 ひたすら研究に打ち込んだ日々は、私にとっての決定的な出発点(エートス)となった。 そのロックフェラー大学に、私は25年ぶりに客員教授として滞在することになる。 母校のキャンパスは、一見何も変わっていなかった。 一方、その研究は最先端のバイオテクノロジーに様変わりしていた。 記憶に作用するホルモン、未知の巨大ウイルスの発見、動物行動を制御する驚異的な脳科学のテクニック、腸内細菌の役割の再発見……。 アメリカの科学はそのエネルギーを保ち、変わらないために、変わり続けていたのだ。 そして日々の生活に目を転じると、ニューヨークの文化、生活、芸術にもまた、一切の滞留、不変を許さないダイナミズムが満ち溢れていたーーアメリカそのものも、変わらないために変わり続けている。 ●福岡ハカセが2013年からのアメリカで過ごした2年間の思索と冒険をノスタルジックにつづるエッセイ集。科学という営み、NYの片隅で見たフェルメールの清明さ。 発見と叙情に満ちた筆致に、あなたの心もふるえるはず。 【目次】 第一章 修業時代の母校ふたたび 第二章 世界の生命科学最前線 第三章 異国で文学を思う 第四章 食文化差の理科的考察 第五章 ニューヨークの自然観察 第六章 自由と違和感のアメリカ文化 第七章 滞在二年目だからわかること 第八章 世界を股にかけフェルメール巡礼

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