ひとめぼれ

畠中 恵

2017年4月20日

文藝春秋

1,430円(税込)

小説・エッセイ

お気楽者の跡取り息子、大いに気を病む。 思いがけずに雪見に誘われ、 同心の養子となった盟友・ 吉五郎の様子がおかしいことを悟った、 町名主の跡取り・麻之助。 吉五郎には一葉という許嫁がいるのだが、 その目はほかを向いており……。 いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。 泣きたいときほど泣けない、 「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。 札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは。「わかれみち」 盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす。「昔の約束あり」 麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは。「言祝ぎ」 火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる。「黒煙」 行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする。「心の底」 沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か。「ひとめぼれ」 著者プロフィール 高知県生まれ、名古屋育ち。漫画家を経て、2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。16年に「しゃばけ」シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他の作品に『けさくしゃ』『つくもがみ、遊ぼうよ』『こころげそう』など著書多数。今作は、『まんまこと』『こいしり』『こいわすれ』『ときぐすり』『まったなし』に続く「まんまこと」シリーズ第6弾。

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