
明るく死ぬための哲学
中島 義道
2017年6月27日
文藝春秋
1,650円(税込)
人文・思想・社会
私が住んでいる世界、私が見ている世界は「このようにある」のではない。 客観的世界のあり方と、「私がある」というあり方はまったく異なるのだ。 「私がある」とは、私がこの世界には属さないということである。 では私が死ぬ、とは果たしてどういうことなのか? 私が死ぬとき、私は新しい〈いま〉に直面するーー。 子どものころから死とは何かを問い続けてきたカント哲学者が、 古希を迎えて改めて大難題に挑んだ哲学的思索。 はじめに 1章:古希を迎えて 2章:世界は実在しない 3章:不在としての私 4章:私が死ぬということ
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