
熱帯
森見 登美彦
2018年11月16日
文藝春秋
1,870円(税込)
小説・エッセイ
汝にかかわりなきことを語るなかれーー。そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。 この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、この言葉の真意とは? 秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。 幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ! 我ながら呆れるような怪作であるーー森見登美彦
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みんなのレビュー (8)
(無題)
絶対に読み終えられない物語「熱帯」。語り手が変わり、さかのぼる。森見登美彦から、白石さん、池内氏、暴夜書房主人、芳蓮堂主人、夜の翼のマキさん、今西さん、永瀬栄造氏、魔王、長谷川健一、回教徒商人、シンドバッド、満月の魔女シャハラザード、佐山尚一へ。この物語は誰が語る誰の物語なのか。果てしなき旅の果てにある熱帯。熱い日々。現代の千一夜物語。 森見登美彦、白石さん、池内氏、学団、中津川氏、新城君、千夜さん、サルベージ作業、無風帯、砂漠の宮殿に住む満月の魔女、千一夜物語、暴夜書房、古道具屋芳蓮堂と達磨、夜の翼で会ったマキさん、京都市美術館にある満月の魔女の絵、千夜さんの古い友人今西さん、満洲での永瀬栄造氏、牧画伯の不思議な図書館、大団円、記憶喪失、佐山尚一、ネモ君という名、観測所から見えない不可視の群島、虎、自販機の島、魔王のカードボックス、海の道と砲台の島、図書館長、魔王の娘、魔王に送られたノーチラス島、しゃべる達磨君、シンドバッド爺さん、古道具屋の娘ナツメ、千夜さんとの再会、創造の魔術、造り出された進々堂の島、沈む商店街の島、美術館の島の開かずの展示室にある満月の魔女の絵、無風帯と迎火、五山の海域にある蝋燭の島、何もないということは何でもあるということ、満月の島、五山の迎え火、吉田神社の節分祭、未完の物語、楽団の猿、満月の島の沈没、再び観測所の島、魔王のカードボックス、熱帯、再び沈黙読書会
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(無題)
絶対に読み終えられない物語「熱帯」。語り手が変わり、さかのぼる。森見登美彦から、白石さん、池内氏、暴夜書房主人、芳蓮堂主人、夜の翼のマキさん、今西さん、永瀬栄造氏、魔王、長谷川健一、回教徒商人、シンドバッド、満月の魔女シャハラザード、佐山尚一へ。この物語は誰が語る誰の物語なのか。果てしなき旅の果てにある熱帯。熱い日々。現代の千一夜物語。 森見登美彦、白石さん、池内氏、学団、中津川氏、新城君、千夜さん、サルベージ作業、無風帯、砂漠の宮殿に住む満月の魔女、千一夜物語、暴夜書房、古道具屋芳蓮堂と達磨、夜の翼で会ったマキさん、京都市美術館にある満月の魔女の絵、千夜さんの古い友人今西さん、満洲での永瀬栄造氏、牧画伯の不思議な図書館、大団円、記憶喪失、佐山尚一、ネモ君という名、観測所から見えない不可視の群島、虎、自販機の島、魔王のカードボックス、海の道と砲台の島、図書館長、魔王の娘、魔王に送られたノーチラス島、しゃべる達磨君、シンドバッド爺さん、古道具屋の娘ナツメ、千夜さんとの再会、創造の魔術、造り出された進々堂の島、沈む商店街の島、美術館の島の開かずの展示室にある満月の魔女の絵、無風帯と迎火、五山の海域にある蝋燭の島、何もないということは何でもあるということ、満月の島、五山の迎え火、吉田神社の節分祭、未完の物語、楽団の猿、満月の島の沈没、再び観測所の島、魔王のカードボックス、熱帯、再び沈黙読書会
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(無題)
作者が創りだす想像の世界にじっくりと浸りながら、登場人物になりきってハラハラ、ドキドキを愉しむ。これが小説の楽しみ方の王道であろう。それでは作家は読者を魅了する為に、作品をどのように構成しようと考えているのだろうか。読者経験は長いが作家経験は一度もない我が身にその質問に答える資格は無いが、読者の立場から想像することは可能だ。小説を読み始めて読者は先ず戸惑いを覚える。それはどんな世界に投げ込まれたのか、あるいは自分がどこにいるのか見当もつかない故の戸惑いだ。だから、読者はそれを知ろうとして読み進めることになる。落語で言うところの「まくら」や「つかみ」にあたる。ここで観客の心を捉えれば、9割がた成功が約束される。小説と言えども所詮は時間消費型のエンタテイメントである。読者の支持を得て初めて成り立つところは、芸能となんら変わるところはない。 ところが、本作に限ってはそんな優しい約束事は無視されている。徹頭徹尾読者は置いてきぼりにされるのだ。ま、この作家は過去の作品においても、読者よりも自分の世界の構築を優先する傾向が強かったから、これが「森見ワールド」と言われればそれまでである。それが読み終わるまで続くのだから、読者だっていい加減疲れてしまう。自分の行き先が「もう見えるだろう、もう見えるだろう」と読み続けるのだが、最後までその期待が叶えられることはない。読み終わっても、「これってなんの話だったんだろうか」と、普通の読了感が得られない。あまつさえ人の良い読者に至っては「どこかに読み落としたところがあったのだろうか」と自らを責めて、読み返そうとさえ思うほどだ。ま、小説をどう読むかは読者の自由だし、個人の好みもあるのだから、これもアリとされるのだろう。
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