
汚れた手をそこで拭かない
芦沢 央
2020年9月26日
文藝春秋
1,650円(税込)
小説・エッセイ
第164回直木賞候補作 平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、認知症の妻を傷つけたくない夫。 元不倫相手を見返したい料理研究家……始まりは、ささやかな秘密。 気付かぬうちにじわりじわりと「お金」の魔の手はやってきて、 見逃したはずの小さな綻びは、彼ら自身を絡め取り、蝕んでいく。 取り扱い注意! 研ぎ澄まされたミステリ5篇からなる、傑作独立短編集。
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自分がやり得るイヤミス
そんな選択しないだろ、意味わかんない感覚、というようなイヤミスとは異なり、日常に潜む、誰もが体験し得るイヤミス。 ①うるさいい年配の客に、脚立を売った。その脚立の不具合で… →こういった困った客の言いなりになったり、どうにでもなれってなったり、自業自得だと思ったりしてしまうこと、人間誰しもある ②主人公の教員はプールの詮を閉め忘れた。プールの水の料金は、桁違い(数十万から数百万)の損害賠償。このことがバレたくなかった主人公は、偽装工作に歩みを進めていってしまう… →自分もこの選択をしてしまいそうで、バレそうなときの歯痒い気持ちは本当に嫌な気持ちになった ③隣の家の老人が熱中症で死んだ。真夏なのに、クーラーをかけていなかったという。その家の電気代未払いの督促状が…。認知症の妻は…。 →これも根底にはバレたくない。隠したいっていうめちゃくちゃわかる、人間誰しもやってしまいそうな選択。 ④監督の、映画を放映したいとするための、工作…
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