
ネヴァー・ゲーム
ジェフリー・ディーヴァー / 池田 真紀子
2020年9月25日
文藝春秋
2,750円(税込)
小説・エッセイ
ドンデン返しの魔術師の新シリーズ、 流浪の名探偵コルター・ショウ! シリコンヴァレーに暗躍する連続誘拐犯。死のゲームに囚われた被害者を救い出せ。 怜悧な頭脳とサバイバル術で完全犯罪を暴く新ヒーローの誕生。 姿を消した人間を追跡する名人、コルター・ショウ。失踪人や逃亡犯に懸賞金がかけられると、彼は現地へ赴いて調査に着手する。つねに冷静に状況を分析する明晰な頭脳と、父に叩きこまれたサバイバル術で多くの事件を解決してきた。今回ショウはシリコンバレーに住む男の依頼で、失踪した娘を探すことになった。カフェを出たあと、忽然と姿を消した彼女は無事なのか? どこにいるのか? 非協力的な警察に悩まされながら調査を続けるショウは、事件の背後にはビデオゲームが絡んでいることを知る。 被害者を誘拐し、『ウィスパリング・マン』というゲームを模倣して監禁する犯人〈ゲーマー〉。刻々と死の迫る被害者たちの居場所を突き止め、彼らの命を救うために知力と体力を尽くすショウ。犯人は誰なのか。単なる愉快犯なのか。あるいは何か隠された動機があるのかーー? 懸賞金を求めて難事件に挑み、不可解な死を遂げた父の謎を追う名探偵コルター・ショウ。リンカーン・ライム、キャサリン・ダンスに続く新ヒーロー誕生。時限爆弾のようなサスペンスに意外な真相を仕掛けたシリーズ第1作。
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toruo
(無題)
どんでん返しの第一人者である作者があらたな主人公を創り出したというので手にとってみた。作者は大きく2つのシリーズを持っていて一つは全身麻痺の鑑識の天才を主人公としたもの、もうひとつは事情聴取の天才である女性警官を主人公としたもの、でいずれもどちらかというと「静」という感じのものであったのに比べ本作の主人公は賞金稼ぎを生業としてキャンピングカーで全米を移動し、しかも親の影響でアウトドア・スキルにも長けている男、といういわばこれまでと真反対の設定となっている。デビュー作の本作品ではシリコンバレーで行方不明になった女性の捜索からゲーム業界の暗部に踏み込んで...という話。親兄弟にまつわるトラウマ系の伏線も次作以降のためかビンビンと貼られていて非常に興味深い。やはり一流のエンターテイメント作家、現実離れした主人公ばかりだけどこの作品も楽しく読ませる。プロの仕事を感じました。面白かった。
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