哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで

岡本 裕一朗

2021年1月27日

文藝春秋

2,090円(税込)

人文・思想・社会

強いAI、遺伝子工学、デジタル監視社会、ビッグデータ、ポストヒューマン、仮想通貨、IoT、ポスト資本主義……人類はどこへ向かうのか? 石器に印刷術、デジタル経済圏まで「技術の哲学」で読み解く人類全史。 サピエンスの誕生から文字、宗教の誕生、 書籍の発明からマスメディアの登場、 そしてデジタル技術、バイオテクノロジー革命まで。 アリストテレス、カント、ヘーゲル、フロイト、マルクス、ニーチェ、キットラー、ドゥルーズ、ハラリ…… 世界の哲学者はこれまで人間と技術(テクノロジー)について何を考え、哲学を展開してきたのか。 古代から人新世まで、 「技術の哲学」が解き明かすホモ・サピエンスの終焉。 〈本書のおもな内容〉 第一部 なぜ21世紀の哲学者は「テクノロジー」について考えるのかーー終焉へ向かうホモ・サピエンスとメディア 第1章 「21世紀の資本主義」の哲学ーーメディアの終わりと世界の行方 第2章 「人類史」を世界の哲学者たちが問う理由ーーホモ・サピエンスはなぜ終わるのか? 第二部 人類史の起源と「メディア」の誕生ーー「出アフリカ」とホモ・サピエンス 第3章 私たちはどこから来たのかーー「ホモ・サピエンス」のはじまり 第三部 「文字」と爆発的進化ーー哲学の起源とその謎 第4章 ギリシア哲学と「最大の謎」 第5章 「キリスト教」はなぜ世界最大宗教になったのか 第6章 活版印刷術と哲学の大転回 第四部 技術メディアの時代へーーマスメディアの世紀 第7章 「無意識」の発見と近代における「人間」 第8章 20世紀、メディアが生んだ「大衆社会」の哲学

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