万事快調〈オール・グリーンズ〉

波木 銅

2021年7月5日

文藝春秋

1,540円(税込)

小説・エッセイ

満場一致で第28回松本清張賞を受賞 時代の閉塞感も、小説のセオリーも、すべて蹴散らす、弱冠21歳の現役大学生による破格のデビュー作 このクソ田舎とおさらばするには金! とにかく金がいる! だったら大麻、育てちゃえ(学校の屋上で)。 茨城のどん詰まり。クソ田舎の底辺工業高校には噂があるーー。表向きは園芸同好会だが、その実態は犯罪クラブ。メンバーは3人の女子高生。彼女たちが育てるのは、植物は植物でも大麻(マリファナ)だった! ユーモラスでオフ・ビートな文体が癖になる、中毒性120%のキケンな新時代小説 おもしろかった。「万事休す」の状況なのに、この愉快さ。作者には天性の資質が感じられた。この賞が人生を狂わせないことを切に願う。--中島京子 頭ひとつ抜きん出ていた。登場人物たちの過剰な自意識に何度も笑わせてもらった。皮肉とユーモアのセンスがずば抜けていて、これは努力では身につかないものだ。--東山彰良 正直、粗の多い作品だとは思う。巧いとは一度も感じなかった。が、際立って面白かったのは事実。--森絵都 読みながら、そのセンスの良さに何度も唸り、選考委員としてこの作家のデビューに立ち会いたいと思った。--辻村深月 先を見通しているのか、後ろが見えていないのか。 でも、少なくとも作者には今がはっきり見えている。何者なのか見極めたい。--京極夏彦

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ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

最低最悪が連れてくる爽快感。

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1
2021年07月08日

みんなのレビュー (1)

バッハ

🐶メトロノームはちょっと傑作😄

starstarstar 3.0 2021年12月05日

📝松本清張賞ってこんな賞だったか⁉ 前半はペースがつかめず読むのがしんどかったが後半は面白く読むことができた。

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