亡国の東京オリンピック

後藤 逸郎

2021年9月13日

文藝春秋

1,650円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

オリンピックの開催が新型コロナ感染を爆発させることは、やる前から危惧されていた。案の定、開催期間中、感染者数は過去最大を更新し続けた。病床はひっ迫し、自宅療養中に死亡する例が頻発。国民の「安全と安心」は切り捨てられた。 それなのに、なぜオリンピックは強行開催されたのか。 米紙ワシントン・ポストの有名コラムニストはコラムでこう指摘した。 貪欲さの金メダルはIOC、銀メダルはNBC、銅メダルは日本の大会組織関係者だ、と。 日本国民を新型コロナの苦しみに追いやる一方で、利益を得た者がいる。 前著『オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側』(文春新書)で、東京オリンピックの巨大な利権構造を鋭く抉った筆者が、1年の延期を経て、強行開催に至った経緯をあらためて検証する。 IOCとNBCの放送権料のからくり、神宮外苑再開発という不動産利権の闇、ふくらみ続けたオリンピック経費の謎……こんなことを続けていれば、早晩、日本は滅んでしまう。 筆者はあとがきでこう主張する。オリンピックで使われた税金の明細を一刻も早く明らかにせよ、と。 「平和の祭典」の美名の下に行われた愚挙の真相はここにある!

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