ブルースRed
桜木 紫乃
2021年9月24日
文藝春秋
1,650円(税込)
小説・エッセイ
死に場所を求め、生きる女。裏切りの果てに辿り着いた終焉の地とは。ノワール小説の極北!
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(12)
starstarstarstar
読みたい
4
未読
2
読書中
1
既読
57
未指定
45
登録しました。
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
Readeeユーザー
(無題)
作品に漂う釧路の空気感はホテルローヤルの頃と変わらない。しかし、本作で読者が放り込まれる世界の広がりが大きく変わっている。それが作家としての熟練なのだろう。 かつて桜木紫乃は『ブルース』と言う作品を上梓した。主人公は影山博人。極貧でどん底の生まれながら上昇志向が強く、市長も思いのままに繰る闇の実力者に成り上がるのだった。 今回の主人公は博人の義理の娘・莉奈である。彼女は義父ヒロトの跡を継ぎ、釧路のフィクサーとなり、市長、道議会議員、地場の国会議員達の出馬や引退のみならず、邪魔者を闇に葬る事も含め、地域の実権を思いのままに支配していく。そして自身のフィクサーとしての力が枯れてきたと自覚すると、躊躇なく釧路を離れ、別の世界で別の生き方を選ぶのであった。
全部を表示いいね0件