ヒノマル

古市 憲寿

2022年2月22日

文藝春秋

2,200円(税込)

小説・エッセイ

昭和18年、戦時下の日本。国家のために死ぬことを夢見る軍国少年・勇二が出会ったのは、歴史学者の娘・涼子。日本が戦争に負けると言い放ち、自由奔放に振る舞う不謹慎な彼女が、大学生の兄の恋人だと知ったのは、学徒出陣が近付く頃だった…。 「どうして俺が生き残っちゃったんだろうな」 「生き残ることは罪じゃないでしょう」 自由が統制され、夢を見ることさえ叶わない社会で、少年少女はどこへたどりつくのか。 秘密の図書館、真夜中の帝都、出征の朝、西へ向かう夜汽車、真っ白な日の丸。 『平成くん、さようなら』の著者による書き下ろし本格青春小説。

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ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

77年前の勇二を、この国を愚かだと笑う前に、何ができるのだろう、そう深く考えさせられた。

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1
2022年03月01日

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