手紙のなかの日本人
文春新書
半藤 一利
2000年11月20日
文藝春秋
781円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
世を騒がせた豪傑も、貞淑の誉れ高き女人も、手紙を読めば思いのほか、繊細で、あるいは大胆で…。「文は人なり」なら「手紙もまた人なり」。思わず微笑を誘われる、飄々たる手紙、なりふり構わぬ恋の手紙、襟を正す覚悟の手紙、人生の折ふしに綴った書簡は歴史の彼方から私たちに語りかけてくる。もしこの世に手紙なかりせば!歴史の人々と語り合う愉しみもまた、なかったにちがいない。
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