
道教の房中術
古代中国人の性愛秘法
文春新書
土屋英明
2003年5月31日
文藝春秋
748円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
不老長生は誰もが願うところだが、古代中国人はさまざまなやり方でそれを達成しようとした。陰陽五行説に理論づけられ、漢民族の自然宗教である道教にとり入れられた房中長生(性交)術もその一つだ。しかし、宋の時代、理学が盛んになると、荒唐無稽、快楽を追求する邪道だと白眼視されてしまった。ところが再認識がすすみ、いまや現代科学も注目するところとなった「男女和合ノ道」の歴史、理論、実際の技巧などを詳述する。中国史の裏面を知るためにも格好の書。
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