
ネットの炎上力
文春新書
蜷川 真夫
2010年2月19日
文藝春秋
836円(税込)
パソコン・システム開発 / 科学・技術 / 新書
魔物か、救世主か。「毎日新聞変態ニュース」事件で、世を震撼させたJ-CASTニュースの正体は?新聞記者から転じた筆者が、初めて明かすネットニュースの驚くべき内幕とまったく新しいビジネスモデル。
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(無題)
ネットにおいて過去炎上したケースを調べて原因などに迫った本なのかと思ったら、何の事は無い、著者が運営する「J-CASTニュース」の宣伝なのでした。普通、ブログやSNS内の日記は、誰でもコメント欄にメッセージを残すことができます。ブログ執筆者の言動に反応し、多数の閲覧者がコメントを集中的に寄せる状態を炎上と言いますね。 J-CASTニュースは、新聞・テレビを見ながら、それをネタにしてネット周辺で、どういったことが起こっているのかを、面白おかしく伝えるメディアをコンセプトにしています。故に、新聞・テレビネタで「炎上」が起きると、まずそれを伝えることが第一になってきて、その結果、更に「炎上」することになるのです。要は「ネット上の街ネタを取材して」それらをニュースソースとして「コピペ」して「コメント」を追加する形でJ-CASTニュースは成り立っているわけです。 著者は、元々朝日新聞の記者で、J-CASTニュースというニュース・サイトを立ち上げた人物です。著者はJ-CASTを「1.5次情報」として位置づけています。新聞・テレビなどを「1次情報メディア」、雑誌などを「2次情報メディア」として、その中間に位置するメディアとして規定しています。つまり、新聞・テレビはまず情報として「何があったのか」を伝えるメディアであり、雑誌はそれを「何故それがあったのか」を伝えるメディアである。J-CASTはその中間、つまり「何が」あって、その結果周辺で「何が」起こったのかを伝えつつ、「何故」を考えるメディアであるというのです。 意図はどうあれ、メディアが事件の観察に止まらず、結果的に関与してしまうのがネットニュースの宿命なのかもしれません。J-CASTはネット炎上の汚名も名誉も背負いながら、ページビューを増やしてきたのです。
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