
池上彰の「ニュース、そこからですか!?」
文春新書
池上 彰
2012年3月19日
文藝春秋
880円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
わかりやすいニュース解説でひっぱりだこの池上さんが、さらに基礎のキソ、読者も思わず「そこからですか!?」と驚き呆れるレベルから、世界の難問50を解き明かします。私たちの生活に直結するニュースを理解するために、ビジネスマンから就活生まで必読の書です。
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(無題)
池上彰がまだ、NHKの職員だった頃、週刊子どもニュースをよく観ていたものでした。お父さん役の池上とお母さん役の柴田理恵、あの頃の子供達はもう立派な大人になっていることでしょう。当時、僕がこの番組をよく観ていたのは、ある出来事に対する自分の理解が間違っていないかどうか、確認するとともにその物事に対する日本人の「真ん中」はどう感じているか確認していたんです。 ところでこの番組は、池上自身によって企画されたんですってね。池上は「今のニュースは難しく、子供が理解しづらい。もっと分かりやすくすべきだ」と上司に提案したところ「言い出しっぺのおまえ自らやれ」といわれ、初代お父さん役に就任したのだそうです。そして、この番組は密かに「各民放の報道関係者も見ている」「平易な言葉で時事問題を取り上げるので、日本語を学ぶ外国人がよく見ている」と囁かれました。事実、その後の民放各局での池上の活躍は、目を見張るばかりで、今はテレビの仕事をセーブしているそうです。 さて、 本書の「わかりやすさ」には、一定のパターンがあります。それは、知りたい内容の説明に入る前に、その前提になっている定義や背景をしっかり解説していることです。例えば、「尖閣諸島」の問題について知りたいときは、その問題に登場する「海上保安庁って何?」というところから解説が始まります。これが、わかりやすく伝えるひとつのコツなんですね。 本書のタイトルがなぜ「そこからですか!?」になったのか、次のように述べています。「池上彰の学べるニュース」で、共演するタレントさんたちが、「そこからですか!?」と、あまりにもやさしいレベルから始まる解説に、ツッコミを入れることがよくあったからだそうです。それが、週刊文春のコラム「池上彰のそこからですか!?」になり、同誌の2010年10月21日号~2011年12月1日号に掲載されたコラムをまとめて、最新情報を加えたものが本書になりました。
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