
AIが変えるお金の未来
文春新書
坂井隆之・宮川裕章+毎日新聞フィンテック取材班
2018年11月20日
文藝春秋
880円(税込)
ビジネス・経済・就職 / 新書
いま「お金」の現場で何が起きているのか。 すさまじいスピードで変化している状況をリアルに伝える。 デジタル革命がもたらしたフィンテックーーAI(人工知能)を利用したビッグデータ分析、仮想通貨、中央銀行が発行するデジタル通貨、進むキャッシュレスレス化などーーは、私たちの生活を大きく変えつつある。 仮想通貨がブームとなり、各国の中央銀行はデジタル通貨の発行を検討している今、世界では現金が消えつつある。キャッシュレス大国のスウェーデンや中国では、すでに現金を使う機会は激減している。 現金は消え、「お金」はデジタル情報となってネットの世界を駆け巡っている。 スマホとインターネットを通じて常に誰かとつながる時代、個人のあらゆる購買や行動は記録され、そのデータを企業が奪い合う時代に突入した。 こうした変化は必然的に銀行や保険会社のビジネスモデルにも大きな影響を与えている。 もはや銀行の競争相手はプラットフォーマーだ。単純な事務作業はロボットが担う時代、銀行員の本当の仕事とは何か。 保険会社もデジタル化によってビジネスモデルが変わってしまった。もはや「まさかのときの保険」という時代ではない。 いま「お金」の世界で何が起きているのか、そして未来はどうなるのか。経営者、投資家、金融関係者、学識者ら100人以上の取材をとおして、いま私たちが置かれている状況を描き出す。
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エピローグから読むのもあり
話の主題はAIではなく、情報技術と出会ってしまった金融である。なので、もしこのような分野の本をあまり読まないが題や帯に惹かれて読もうとしているのならば、エピローグの◾️◾️◾️までを先に読むというのもありだと思う。 内容について、前半部分ーメガバンクやフィンテックについての記述は固有名詞が多く、金融に普段から触れていないとなかなか簡単には読めないと感じた。だがお金という我々の生活の根幹にあるものの未来について、よく整理されまとまっていると思う。自分は最初に述べたような出会いだったのでなかなか手こずったが、後半は軽やかに読むことができた(内容は決して軽いものではないが)。
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