竜馬がゆく 二
文春文庫
司馬 遼太郎
1998年9月10日
文藝春秋
825円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
黒船の出現以来、猛然と湧き上ってきた勤王・攘夷の勢力と、巻き返しを図る幕府との抗争は次第に激化してきた。先進の薩摩、長州に遅れまいと、固陋な土佐藩でクーデターを起し、藩ぐるみ勤王化して天下へ押し出そうとする武市半平太のやり方に、限界を感じた坂本竜馬は、さらに大きな飛躍を求めて、ついに脱藩を決意した。
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風雲急を告げる
starstarstarstar 4.0 2018年05月08日
西洋国家への弱腰外交、安政の大獄による思想弾圧。それらが勤王の志士達を強く刺激して、過激行動への原動力に変わる。本作第二巻では、志士達の国家への思いが堰き止められていた大河の如く荒れ流れ、桜田門外の変という暗殺事件が置きます。その報は江戸から遠く離れた土佐の坂本竜馬にも届き、倒幕を決意させました。志士達との交流に重きを置いていますが、着実に倒幕のための条件を整えています。いよいよ脱藩する竜馬には、どんな出会いと困難が待ち受けているのか。次作も楽しみです。
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感想
迷いの時代の中、旅をしたり本を読んだり しながら、為すべきことを決意していった竜馬。 人の意見に流されず、学習を怠らず内面と向き合う粘り強さを感じた。 また、脱藩の葛藤は、姉らが背中を押してくれた。 表だった歴史の影に家族の思いや悲しみがあることを知った。
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