竜馬がゆく 二

文春文庫

司馬 遼太郎

1998年9月10日

文藝春秋

825円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

黒船の出現以来、猛然と湧き上ってきた勤王・攘夷の勢力と、巻き返しを図る幕府との抗争は次第に激化してきた。先進の薩摩、長州に遅れまいと、固陋な土佐藩でクーデターを起し、藩ぐるみ勤王化して天下へ押し出そうとする武市半平太のやり方に、限界を感じた坂本竜馬は、さらに大きな飛躍を求めて、ついに脱藩を決意した。

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感想

starstarstarstar 4.0 2022年07月26日

迷いの時代の中、旅をしたり本を読んだり しながら、為すべきことを決意していった竜馬。 人の意見に流されず、学習を怠らず内面と向き合う粘り強さを感じた。 また、脱藩の葛藤は、姉らが背中を押してくれた。 表だった歴史の影に家族の思いや悲しみがあることを知った。

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ほーく

人と繋がる

starstarstarstar 4.0 2020年09月13日

まずは中岡慎太郎との出会い。 無礼を働くも許し、そしてけじめをつけた上で仲良くなってしまう。またここに1人龍馬の羨望者が生まれた。人を虜にする天才。 そして、ヒソヒソと忍び寄る尊王攘夷の動き。龍馬も海外の人々にへりくだるのが嫌で、そのためにはそれを援助する政府の存在が気にくわない。そんな気持ちが彼を大海へと動かした。 剣術では道を納めたかが、行く分にも勉強をしない龍馬。武市半平太に教えてもらうも、頭に入らない。それでも人に習い、覚えようとする姿勢は何よりも強い。人々とのつながりも自分の知識も増えていく。 最後の脱藩の決意も揺らがずに自分の信念を貫き通していて格好良かった。

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ほーく

人と繋がる

starstarstarstar 4.0 2020年02月19日

まずは中岡慎太郎との出会い。 無礼を働くも許し、そしてけじめをつけた上で仲良くなってしまう。またここに1人龍馬の羨望者が生まれた。人を虜にする天才。 そして、ヒソヒソと忍び寄る尊王攘夷の動き。龍馬も海外の人々にへりくだるのが嫌で、そのためにはそれを援助する政府の存在が気にくわない。そんな気持ちが彼を大海へと動かした。 剣術では道を納めたかが、行く分にも勉強をしない龍馬。武市半平太に教えてもらうも、頭に入らない。それでも人に習い、覚えようとする姿勢は何よりも強い。人々とのつながりも自分の知識も増えていく。 最後の脱藩の決意も揺らがずに自分の信念を貫き通していて格好良かった。

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nogiukwz12

風雲急を告げる

starstarstarstar 4.0 2018年05月08日

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