坂の上の雲 七
文春文庫
司馬 遼太郎
1999年2月10日
文藝春秋
825円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
各地の会戦できわどい勝利を得はしたものの、日本の戦闘能力は目にみえて衰えていった。補充すべき兵は底をついている。そのとぼしい兵力をかき集めて、ロシア軍が腰をすえる奉天を包囲撃滅しようと、日本軍は捨て身の大攻勢に転じた。だが、果然、逆襲されて日本軍は処々で寸断され、時には敗走するという苦況に陥った。
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感想
奉天会戦はクロパトキンの幻想からの退却により勝利。日本海海戦を目前に終了。最終回に向けて駆け抜けた感じだ。 勉強になった点 ・作戦を守り耐えた日本。はったり陽動作戦に右往左往したロシア。 ・東郷はバルチック艦隊を待つとき、準備した以上はバタバタしてもしょうがないと考えて落ち着いていた。 ・ロジェストヴェンスキーは、二兎を追った。単一の目的に集中していなかった。
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