武田信玄 風の巻

文春文庫

新田 次郎

2005年4月8日

文藝春秋

1,012円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

狂乱の日々を送り、民に恨みの声をあげさせていた父・武田信虎を追放して甲斐の国の主となった信玄は、信濃の国に怒涛の進撃をはじめた。諏訪頼重を甲斐に幽閉し小笠原長時を塩尻峠に破り、さらに村上義清を砥石城に攻略する。信玄は天下統一を夢みて、京都に上ろうと志す。雄大な構想で描く歴史小説の第一巻。

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NOB

武田信玄といったら

starstarstarstar 4.0 2024年12月08日

やっぱりこれは外せませんね。何故今まで読んでこなかったのか…学生時代も読む機会はあったはずなんですが… ちょっと前に津本陽の同名作を読みましたが、そっよりは全然頭に入ってくる。さすが読み継がれているだけのことはありますね。1巻では信虎を追い出すのと、女あさり…まぁこの時代の領主であれば跡継ぎ、子供はたくさん必要だったでしょうから(この表現も今の時代ではアウトですがね。) 信虎追放がある程度書かれていますし、現在の武田信玄像のひとつのかたちをつくったのは間違いないところですね。

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mxa

(無題)

starstarstar 3.0 2020年08月14日

30年ぶりの再読。父信虎へのクーデターと信濃攻略。「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」とは言いながらも、佐久の仕置きを読んでいると・・・若かったのかな?病に冒されているときに残酷な判断するって、わかるようなわからないような。金山開発、鉄砲重視、道路整備、法整備と若いうちから内政家としての手腕がするどかったのですね。

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