幕末廻天の鬼才・佐野常民 火城

文春文庫

高橋 克彦

2010年2月10日

文藝春秋

775円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

時は幕末。開明派の藩主・鍋島閑叟の下で「技術立国」を目指した佐賀藩は、ヨーロッパ産業革命の原動力となった蒸気機関の国産化を目論んでいた。中心となって奔走したのは佐野常民。類稀な行動力と、意外や涙で人心を動かす熱血漢であった。のちに日本赤十字社を設立することになる、熱き男の半生を描いた歴史長篇。

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