一茶

文春文庫

藤沢 周平

2009年4月10日

文藝春秋

726円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

生涯、二万に及ぶ発句。稀代の俳諧師、小林一茶。その素朴な作風とは裏腹に、貧しさの中をしたたかに生き抜いた男。遺産横領人の汚名を残し、晩年に娶った若妻と荒淫ともいえる夜を過ごした老人でもあった。俳聖か、風狂か、俗事にたけた世間師か。底辺を生きた俳人の複雑な貌を描き出す傑作伝記小説。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2020年10月25日

継母の仕打ちに耐えきれず俳句を教えて回る貧乏生活を強いられたが、老年になるに従ってそうした生活に耐えられず、実家の財産を殖やすことは何一つしなかったにも拘わらず、厚かましくも父親の残した財産の半分を腹違いの弟から半分を渡せとの遺言の実行を迫るという一茶の一生についての小説。 何か侘びしい人生だったが、藤沢周平が一茶の境涯に対して共鳴したことから本小説を書いたのではないか?

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2019年05月24日

継母の仕打ちに耐えきれず俳句を教えて回る貧乏生活を強いられたが、老年になるに従ってそうした生活に耐えられず、実家の財産を殖やすことは何一つしなかったにも拘わらず、厚かましくも父親の残した財産の半分を腹違いの弟から半分を渡せとの遺言の実行を迫るという一茶の一生についての小説。 何か侘びしい人生だったが、藤沢周平が一茶の境涯に対して共鳴したことから本小説を書いたのではないか?

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