美貌の女帝
文春文庫
永井 路子
1988年8月10日
文藝春秋
639円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
壬申の乱を経て、藤原京へ、さらに平城京へとめまぐるしく都が遷る激動の時代は、また裏面で皇位をめぐって大変革が進行した歴史の重要な節目にあたる。その矢面に立たされた氷高皇女=元正女帝がすべてを政治にささげ、わが身を賭しても守り抜こうとしたものは何だったのか。悲劇の女帝を描く長篇歴史小説。
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(無題)
大化の改新、壬申の乱が終わった後の元明天皇のお話。日本史の知識が乏しいので、蘇我家は大化の改新で滅んでいた、藤原不比等って親の鎌足が功臣だっただけに高い地位からのスタートしたと勘違いしていましたが、歴史的背景を少しだけ理解できました。近親婚の近親によるドロドロの権力闘争、日本にもこういう時代があったのですね。
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