江戸切絵図貼交屏風
文春文庫
辻邦生
1995年9月30日
文藝春秋
512円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
刀を捨てて浮世絵師になった歌川貞芳。彼の描く艶やかな美人画には、数々の悲恋、心中、仇討ちの秘話が、さらにその背後には幕藩体制の軋みが隠されていた。湯島、根津、向島…江戸の賑わいと四季のめぐりの中で、懸命に生きる人々の息づかいを甦らせる短篇連作。町と人と絵とが鏡のように映し合う三曲一双屏風。
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