運命の人(一)

文春文庫

山崎 豊子

2010年12月3日

文藝春秋

680円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

毎朝新聞政治部記者、弓成亮太。政治家・官僚に食い込む力は天下一品、自他共に認める特ダネ記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成はある密約が結ばれようとしていることに気づいた。熾烈のスクープ合戦の中、確証を求める弓成に、蠱惑的な女性の影が…。戦後史を問いつづける著者・渾身の巨篇。

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Readeeユーザー

(無題)

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3.2 2018年02月06日

山崎豊子はすごい。85歳でこれだけ書くのだから、驚きだ。「外務省機密漏洩事件」に材をとり、第四の権力と言われるマスコミ内部を鋭くえぐった作品。毎朝新聞政治部記者の弓成亮太は、自他共に認める花形記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成は日米間にある密約が結ばれようとしていることに気づいた。しかし証拠がなかった。ところが女性事務官から外交電文のコピーを手にいれるのだった。本書ではその経緯が曖昧である。実際の事件では、男女関係に基づいて手に入れた事になっており、それが沖縄返還密約問題を男女間の不倫スキャンダルに矮小化させていってしまう。事件の概略は第一巻で語られた。著者はここから何を語り継ごうとするのだろうか。

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