闇の松明
文春文庫
高橋直樹
2002年6月30日
文藝春秋
576円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
崩れゆく名門武家におこる小さな波乱を、側近の城士の目から語る「尼子悲話」。石田三成の軍勢に包囲され落城間際の伏見城で、四人の百姓足軽がみる一夜の夢と城抜け「闇の松明」。戦国の将卒の生と矜持を、さわやかな哀感をこめてみずみずしく描き出し、鮮烈なデビューをはたした著者の初期傑作短篇集。
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