輪違屋糸里 下
文春文庫
浅田 次郎
2007年3月9日
文藝春秋
715円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
芹沢鴨の愛人お梅、平山五郎の恋人吉栄、新選組の屯所、八木・前川両家の女房たちは、それぞれの立場から、新選組内部で深まる対立と陰諜を感じ取っていた。愛する土方のため、芹沢暗殺の企みに乗った糸里の最後の決意とは?息を飲むクライマックスと感動のラスト。巻末に著者と輪違屋当主の対談を収録。
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(無題)
上巻に引き続き芹沢が武士の理想像であるかのように描かれていて、それとは対照的に土方がものすごくあくどく描かれている。これまでの図式をひっくり返してしまったのだからそうならざるを得ないのかもしれないけど……。 土方ファンには本書はお読みにならぬほうが無難かと。
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