アンネの日記 増補新訂版
文春文庫
アンネ・フランク / 深町 眞理子
2003年4月30日
文藝春秋
1,056円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
自分用に書いた日記と、公表を期して清書した日記ー「アンネの日記」が2種類存在したことはあまりにも有名だ。その2つを編集した“完全版”に、さらに新たに発見された日記を加えた“増補新訂版”が誕生した。ナチ占領下の異常な環境の中で13歳から15歳という思春期を過ごした少女の夢と悩みが、より瑞々しくよみがえる。
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困難な時代を生きようとした少女の切実かつ臨場感溢れる名著
「アンネの日記」著書のタイトルのみであるのなら、誰もが一度は耳にしたことのある名著。 ただ、実際に手にとって読んでみるとなると、またタイミングがいるものである。 しかし、さすがは、名著なだけある。読んだ感想としては、まさに困難な時代を懸命に生き残ろうとした人々の切実な姿が目に浮かび、日記ならではでこその臨場感溢れる筆致は思わず感銘を受けざる得ないものである。 如何に戦争が一般人へ理不尽な苦痛と犠牲を伴うかは元より、時には、異性への目覚め、少女特有のぐちっぽさや反抗期を匂わせるような人間味ある触れる内容なども記述しており、13-15歳という思春期を困難な時代と環境なかで迎えたアンネフランク氏が日記という形状で描けたものだからこそ、一言では締め括ることが難しいほどの様々なものを読者へ感じさせ、考えさせてくれる。 人生で一度は読んだほうが良いというのは、疑いのないものである。
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