半島

文春文庫

松浦 寿輝

2007年7月10日

文藝春秋

722円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

勤めていた大学に辞表を出し、寂れた島に仮初の棲み処を求めた迫村。月を愛でながら己の影と対話し、南方から流れついた女と愛し合い、地下へ降りて思いがけぬ光景を目にし、現実とも虚構ともつかぬ時間が過ぎていく。この自由も、再生も、幻なのか?耽美と迷宮的悦楽に満ちた傑作長篇。読売文学賞受賞作。

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Tojo Hiroyuki

その半島は至る所で時空が歪んでいる。

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3.5 2022年02月23日

名作でしょう。 気持ちのいい言葉選びに、飽きさせない物語展開。 そして、湿度が高く、不明瞭な世界。 花腐たし 同様この物語は好きだ。

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