荒ぶる血

文春文庫

ジェイムズ・カルロス・ブレイク / 加賀山 卓朗

2006年4月7日

文藝春秋

838円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

暗黒街の殺し屋、ジミー。暴力で生きることしかできなかった男。その身にはメキシコ革命で恐れられた非情な闘士の血が流れる。彼が国境の南から逃げてきた女と出会ったとき、宿命の歯車が血と硝煙の匂いを発して回り出す。スタイリッシュなノワールと荒々しい活劇小説を融合させた掛け値なしの傑作。激情と慟哭が荒野を裂く。

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