太陽の坐る場所
文春文庫
辻村 深月
2011年6月10日
文藝春秋
792円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
高校卒業から十年。元同級生たちの話題は、人気女優となったキョウコのこと。クラス会に欠席を続ける彼女を呼び出そうと、それぞれの思惑を胸に画策する男女たちだが、一人また一人と連絡を絶ってゆく。あの頃の出来事が原因なのか…?教室内の悪意や痛み、十年後の葛藤、挫折そして希望を鮮やかに描く。
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志
輝いた日々の微熱
辻村深月さん20代の頃の作品 ある高校の同級生の今の物語を、過去の出来事を 5人の登場人物の視点から描きます。 各章のタイトルが個人名ではなく、出席番号なのも意味があります。登場人物の名前も意味を持たせてあったり? 辻村さんのいろんな仕掛けが読者である僕を惑わせすぎた感がある。理解を追いつかせるのがやっとだった。 それでも繊細に突き刺してくるところが辻村深月だった。 この読書に息を切らせたのは辻村さんの若さじゃなくて、きっと自分の衰えなのだろうとは思う。 だけどやりようはあるよな、と思えたのも事実。 もう少しさりげなく安らぎを手に入れる、その術を知らない。のがキョウコをはじめとする登場人物だとしたら、いま持ってるものでやるしかない、その気分を手に入れつつあるのが自分なのだろう。 それって、だいたい砂みたいに零れるやつだけど。
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