
羊と鋼の森
文春文庫
宮下 奈都
2018年2月9日
文藝春秋
792円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位……伝説の三冠を達成! 日本中の読者の心を震わせた小説、いよいよ文庫化! ゆるされている。世界と調和している。 それがどんなに素晴らしいことか。 言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。 高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。 ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。 解説は『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した佐藤多佳子さん。 豪華出演陣で映画完成! 外村青年を山崎賢人、憧れの調律師・板鳥を三浦友和、先輩調律師・柳を鈴木亮平、ピアニストの姉妹を上白石萌音、萌歌が演じています。6月8日公開。 「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」
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(無題)
2016年度本屋大賞受賞作。調律師の青年、外村の物語。情熱を秘めた静かさの中に、前を向いて生きる人(々)の清々しさを感じられる書でした。 人は、人生のどこかで自分の価値観を変えるような何かに出会う体験をするのでしょうが、主人公にとっては、高校生の時の調律師板鳥と、板鳥の創る音、そしてピアノとの出会いがそれでした。そこから、外村の見えるものが、人生が、色づきはじめます。 調律師への道をこつこつと進んでいく外村は、彼を取り囲む魅力的な登場人物たち(この人物達が一番の読みどころです)との交流の中で調律師として、人間として成長していくのですが、それが甘ったるい成長譚のようになっていないのは、彼が天才的な能力を持つ人ではなく、才能などとは違うところで、自分の手で確かなものを探り当てようとしているからなのでしょう。 とは言いながら、初めての音と出会いで「森の匂い」を感じることの出来る外村は、読者にとって、彼自身でしかない何かを持っている存在としてあり続けてくれます。外村に期待しながら読み進めていく読者は、知らぬ間に(平凡である自分自身を投影し)迷い込んだ森から出る道をさがす外山自身になってしまうのかもしれません。 どうやら、『羊と鋼の森』は映画化され、6月8日公開のようです。映画では、本のどこに焦点があてられ、魅力的な登場人物達がどこまで描かれているのか…。本では読者が自分の思いのままの音を鳴らすことができる訳ですがさて音楽は…。映画のエンディング・テーマ紹介に辻井伸行さんの名前があったので、外村のミューズともなる人物の演奏を辻井さんがするのでは!と勝手に期待してしまっています
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(無題)
2016年度本屋大賞受賞作。調律師の青年、外村の物語。情熱を秘めた静かさの中に、前を向いて生きる人(々)の清々しさを感じられる書でした。 人は、人生のどこかで自分の価値観を変えるような何かに出会う体験をするのでしょうが、主人公にとっては、高校生の時の調律師板鳥と、板鳥の創る音、そしてピアノとの出会いがそれでした。そこから、外村の見えるものが、人生が、色づきはじめます。 調律師への道をこつこつと進んでいく外村は、彼を取り囲む魅力的な登場人物たち(この人物達が一番の読みどころです)との交流の中で調律師として、人間として成長していくのですが、それが甘ったるい成長譚のようになっていないのは、彼が天才的な能力を持つ人ではなく、才能などとは違うところで、自分の手で確かなものを探り当てようとしているからなのでしょう。 とは言いながら、初めての音と出会いで「森の匂い」を感じることの出来る外村は、読者にとって、彼自身でしかない何かを持っている存在としてあり続けてくれます。外村に期待しながら読み進めていく読者は、知らぬ間に(平凡である自分自身を投影し)迷い込んだ森から出る道をさがす外山自身になってしまうのかもしれません。 どうやら、『羊と鋼の森』は映画化され、6月8日公開のようです。映画では、本のどこに焦点があてられ、魅力的な登場人物達がどこまで描かれているのか…。本では読者が自分の思いのままの音を鳴らすことができる訳ですがさて音楽は…。映画のエンディング・テーマ紹介に辻井伸行さんの名前があったので、外村のミューズともなる人物の演奏を辻井さんがするのでは!と勝手に期待してしまっています
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再読中
文学文学した小説は苦手です。ワインの味を表現するときの比喩のような文章が出てくるとぞっとします。でも、この小説の中で音楽に対して使われる比喩には心が共鳴し、美しい表現だなって共感できました。恐らく、音楽に対する表現には許せるようです。恩田陸さんの蜜蜂と遠雷が好きなのも同じように、音楽に対する比喩表現は受け入れられるようです。 本当によい小説で、小説の中に流れる音楽を感じられる一冊でした。青年の成長や心の描写が美しく、読んでいて清々しい気持ちになりました。強く美しく、自分の子らにはそうのように生きて行って欲しいと願っています。そして、私もそう生きたいと思わせてくれました。ありがとうございました。
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(無題)
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とめ
ピアノのハンマーは羊の毛からできているのでこのような題
比喩や表現が大げさ過ぎ。でも頑張ることが楽しく思え、今やれることは今始めようと思った。 難しい漢字を使う作家だ。蟠る(わだかまる)
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