武道館

文春文庫

朝井 リョウ

2018年3月9日

文藝春秋

737円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。さまざまな手段で人気と知名度を上げるが、ある出来事がグループの存続を危うくする。恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会、スルースキル…“アイドル”を取り巻く様々な言葉や現象から、現代を生きる人々の心の形を描き表した長編小説。

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Readeeユーザー

あさいりょうって感じ

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2.4 2024年02月22日

アイドルの話 興味深かったけど読み進めづらかった

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ナッ

アイドルという魔法

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3.1 2021年01月11日

ももクロが好きだった時代があったので、幼い頃から「アイドル」という人種として育てられた彼女たちに想いを馳せながら読んだ。私はアイドルも含め芸能人をあまり好きにならないので、ファンとして共感する部分などは少なく、良い意味で他人事としてフラットに、悪く言えばドライに物語に触れることができた。 「自分で選択した」っていうのがキーワードのように出てきたが、アイドルという仕事に関しては、頭と理性で考えて選択する前から、脊椎反射と親の努力によって選択せざるを得ないような立場にのしあげられてしまうんだろうな。幸か不幸か。高校三年生の友達が、「あんたは進路決まってていいな」的なことを愛子に言うけれど、それは友達の立場だったらほんと思っちゃうわ。けどほんとは、全部自由に選べる中でそれを選択するのが幸せなのであって、決められてしまってる道にはいつか違和感を感じてしまうよね。私はアイドルになるほど可愛くないけど、もしアイドルだったら、このこたちのようにずっとモヤモヤしながら生きることになりそうだな。本当にやりたかったことって何かって。けど、選択できる大人になった時に「大人になった頭で考えてもやっぱり本当にアイドルがやりたかった」ってなったらもう後からはなかなか始められないことだしね。いや〜難しい命題だ。なんにせよ隣の芝は青いなわけで、やっぱり置かれた場所で咲くのが1番なのかしらね。最近それを強く思います。

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Readeeユーザー

つんく♂さんの解説

starstarstarstarstar 5.0 2020年07月27日

つんく♂さんはどういう気持ちでこの小説を読んだのだろう。わたし自身アイドルが大好きだし、朝井さんもアイドル好きなのを知っているから、アイドル産業を否定する気は毛頭ないし、批判的な内容の小説だとも思わない。が、しかし、応援しているなかで頭の片隅にあったもやもやが、物語とはいえ文章となったことは、わたしにとって衝撃だった。だから聞きたい。

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