
まったなし
文春文庫
畠中 恵
2018年4月10日
文藝春秋
715円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
俳優・福士誠治さんも絶賛!大好評「まんまこと」シリーズ第5弾! 江戸町名主の跡取り息子・麻之助が、幼なじみで町名主を継いでいる色男・清十郎と、堅物の同心・吉五郎とともに、さまざまな謎ともめ事の解決に挑む、 大好評の短編連作シリーズの第5弾! 独身で嫁取りの話がひきもきらない清十郎ですが、いったいその理由は? 未だ妻を亡くした悲しみが癒えない麻之介、 養子に入った家で年齢の離れた許婚のいる吉五郎、 そして彼らの親友で大金持ちの金貸し丸三とその妾のお虎。 いずれも清十郎の運命の人が現れることを願っているが、様々な障害や思わぬ事件に巻きこまれ……。 町名主の跡取り・麻之助に「真真事」は 見抜けるか!祭りのための寄進が今年に限って集まらないのは?(「まったなし」)。 消えた子犬が発見された場所と火事の因果関係は?(「子犬と嫁と小火」)。 大江戸とは思えぬ見知らぬ景色から帰る方法は?(「運命の出会い」)。 幼い子供を悪名高い高利貸しに預けたのは一体なぜ?(「親には向かぬ」)。 婚礼用の白無垢に染みを付けてしまったのは誰?(「縁、三つ」)。 親友・清十郎の縁談が一向に進まなくなった理由は?(「昔から来た文」)。
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まいった、でもまったなし!
シリーズ5作目。 自他とも認めるお気楽者町名主の跡取り麻之助、幼馴染で親友の町名主の清十郎、同じく見習い同心の吉五郎、この三人が江戸の街で、街で起こる町人同士のいざこざを解決していくお話です。 シリーズはじめの頃若かった3人も、もう嫁をもらう年頃になり、読んでいる側も身内の気分で心配したり喜んだり呆れたりしてしまいます。 一番結婚しなさそうだった麻之助はすでに嫁を貰い最近亡くしたばかり、堅物の吉五郎は武家の養子先で歳の離れた幼いいいなづけと一緒に暮らしており、未だに縁談の纏まらないのは意外なプレイボーイ清十郎。今回は清十郎に半強制的に縁談させようと周りがやっ気になるお話。見目麗しく女性に優しいしかも女性のこととなると超マメ、腕っぷしも強ければ仕事もできる‥こうなれば若い娘っ子はほおって置かないような人物。一つ縁談が舞い降りると娘たちの方が焦りだし我もわれもと自分を売り込みだす始末。女性好きの清十郎もこれにはまいった、でも周囲はまったなし!!誰かに決めてしまえと。 テキトーに決めるわけにも行かず好いた特定の相手がいるわけでもない清十郎、さてだれを相手に決めるのでしょう? 本当にいい相手に会えるといいな、でもいい加減覚悟決めろよとか思いながら親の気分になった気で読める本でした(笑) #しゃばけシリーズ もいいですが、私的にはこちらの三人幼馴染がでてくるシリーズの方が好きです。ホント麻之助のちゃらんぽらんさには毎回呆れるし、仕事したくないよー‥ってどんだけぐうたらなんだ!と叱りたいくらい、吉五郎の几帳面で堅物で真っ直ぐな姿勢には好感モテるけどたまに融通効かないな!ってイラってしたり、清十郎はどの女の子にも優しすぎて誤解させすぎで心配になるし。もうほとんど身内の感覚です(笑)
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