夫・車谷長吉

文春文庫

高橋 順子

2020年2月5日

文藝春秋

814円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「もし、こなな男でよければ、どうかこの世のみちづれにして下され。」四十八歳の風変わりな私小説作家の求愛を受け容れた四十九歳の詩人。強迫神経症、直木賞受賞騒ぎ、訴訟、カブトムシ愛、四国遍路の旅、二人での句会、そして不意の死別。起伏に富んだ夫婦の日々を至純の筆致で描き、高い評価を得た名随想。

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