注文の多い料理小説集

文春文庫

柚木 麻子 / 伊吹 有喜 / 井上 荒野 / 坂井 希久子 / 中村 航 / 深緑 野分

2020年4月8日

文藝春秋

715円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「料理」をめぐる極上の7つの物語 うまいものは、本気で作ってあるものだよーー 最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、 カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス…… おやつに金平糖はいかがですか? 物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事の ない世界が広がります。 小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ とびきり美味しいアンソロジー。 【本書登場の逸品たち】 塩むすびと冷たい緑茶 ハルピンのイチゴ水 全粒粉のカンパーニュに具を挟んだサンドイッチ きときとの富山の海の幸・ゲンゲ汁 生クリームと栗の甘煮のパンとアイスコーヒー 食堂のカレーライスと福神漬 星屑のような白い金平糖

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書店員レビュー(1)
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ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

7人7様で面白い、しかもうまい(料理小説だけに

--
3
2020年06月18日

みんなのレビュー (2)

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2022年12月31日

料理にまつわる小説短編集。どれも美味しそうな描写があり食欲がそそられた。時代小説に分類されるのか『色にいでにけり』はなかなか読み進められず時間がかかってしまった。やはり時代小説は苦手なんだと再認識できた。

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ナミ

7人のアンソロジー

-- 2022年12月24日

女を口説き落としたい時に行く鮨屋はよく考えられている。駅から少し離れた閑静な住宅街にあり、地下一階に降りる階段は急でヒールの女性に手を差し出しやすい。ドアは腰くらいの高さでかがんでくぐる時後ろの男性に向かってお尻を突き出す格好になる。コースはワイン込みで三万五千円と高めだが、ワインや料理の説明をしてくれその場で選ぶ必要がない。もちろん照明は薄暗く他のお客さんも小声で会話は聞き取れない。大将も他の客も共犯者の様なこの店へ来れば成功は約束されたような物だと思っていた、乳児が現れるまでは、、

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