
尾張ノ夏 居眠り磐音(三十四)決定版
文春文庫
佐伯 泰英
2020年7月8日
文藝春秋
803円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
尾張徳川家は敵か、味方かーー。 江戸を離れ、田沼一派の影に追われる磐音とおこん、弥助、霧子の一行は、尾張名古屋に身を寄せた。 「清水平四郎」「いね」と名を偽り、束の間の安息を得たある日、通りがかった呉服問屋「尾州茶屋」で難癖をつけていた巨漢の武士を追い払ったのが縁となり、大番頭・三郎清定の信を得る。 稽古のためと紹介された藩道場で、師範格の一人を床に転がしてしまう。身のこなしといい、剣の腕前といい、磐音は正体を疑われることになって……。 身重のおこんを抱えた磐音に、探索の手が迫る!
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